日々満ち欠けをくりかえし形をかえていく月。
月がゆっくりとつくるリズムに合わせて、心とからだ整えるそんな暮らしをしてみませんか?
月の満ち欠けが心とからだに影響するんやね〜
はい。手帳に月の満ち欠けが記載されてたことをきっかけに、
月のリズムが心やからだに影響すると知って取り入れるようになりました。
月といえば「月が綺麗ですね」かな?
夏目漱石が「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳した、有名な言葉ですね。
ロミオとジュリエットの映画では、バルコニーでロミオが自らの思いをツキに誓って答えると
「気まぐれな月に誓うなんてやめて」とジュリエットに言われていましたね。
そっか〜月は満ちたり欠けたりするから〜
何かをスタートするとき ダイエットをしたいときつ、月の満ち欠けが作るリズムを取り入れてみませんか?
きっと月が応援してくれます。
月と暮らす
夜の空に浮かぶ月は満ちては欠けをくりかえし日々、姿を変えます
その周期は約29.5日です。
新月から始まりゆっくりと満ちてゆき満月へ、そしてまた同じ時間をかけてゆっくり欠けてゆく。
帰り道や部屋から見える月の位置の変化に気づいたり、
「あれ?今夜は月明かりが明るいな」とふと空を見上げる、そんな日もあったのではないでしょうか?
月の満ち欠けが刻むゆっくりとした月のリズム、
その特徴を知り取り入れることで自分の心とからだの状態をより整えていけます。
月のリズムと心とからだとは?
新月 – new moon –
新月の日、夜空に月はありません。
月は日の出とともに昇り、日没とともに沈んでしまうから。
これを「朔(ついたち・さく)」と呼びます。
新月のキーワード新しい始まりを予感させる新月です。
転機や何かを始めようとするときは新月からスタートすると月が応援してくれます。
インスピレーションや直感が冴えているのでいいアイディアや考えが浮かぶかもしれません。
目標を立て直したり、今後の自分について考えたりしてみるのもいいかもしれません。
また、入らなくなったものを排泄しようとする力が最も高くなる時期です。
からだに悪い習慣や思考を断ち切ったり、心もからだもリセットするのに適しています。
- ・ 何かを始めるときは新月からスタートする
- ・ 目標を立ててみる、また目標の見直しをする
- ・ 今後の自分について考えてみる
- ・ 心にもからだにも心地よい空間をつくって、次に備える気持ちを持つ
- ・ デトックス効果があるものを取り入れる
- ・ 半身浴などで汗をかく
- ・ 水分をたくさん摂る
満ちゆく月
朔の日から 3日目の月でとても細い月を「三日月(みかづき)」
太陽に半分だけ照らされて現れる月を「上弦(じょうげん)」の月と呼びます。
上弦の月は朔の日から 7目くらいです、そして満月へと向かいます。
満ちゆく月のキーワードこの時期は積極的に行動するといいそうです。
気力が充実する時期なので色々チャレンジしてみたり、ポジティブになれる時期でもあるのでコミュニケーション力も高まりそうですね。
満月に向けてエネルギーを蓄える時なので、お肌にもたっぷりの栄養を。美容にいいスキンケアをためしてみるのに良い時です。
ただ食べ過ぎには注意したほうよさそうです。
- ・ ポジティブになれるとき、積極的に活動する
- ・ 気になっていた事柄にチャレンジしてみる
- ・ お肌に栄養をたっぷり与える
- ・ 食べ過ぎに注意する
満月 – full moon –
朔の日から 15日目、月は満ちます。
満月を「望月(もちづき)」や「十五夜の月」と呼びます。
「うさぎ」
うさぎ うさぎ なに見て はねる
十五夜 お月さま 見て はねる
日本のわらべうた(童謡)
十五日目の夜の月、満月のことやったんやね〜
月のパワーがもっとも高まります。
自分の中の秘めた力があっき出来ともいわれています。
新月から始めたことが形になってきたでしょうか? 満月に向けて頑張り続けて来られた人は少し立ち止まって、見直してみるものいいかもしれません。
また、満月の夜は衝動的になりやすい時でもあります、大事な決断は新月まで待ったほうがいいかもしれません。
満月の時がもっとも太りやすい時です、ですから新月へと向かうこの境のときダイエットをスタートするには適しています。
吸収力が高くなる時ですから、心にもからだにもお肌にもたっぷり栄養を与えてあげてくださいね。
- ・ 取り組んできたことを、見直してみる
- ・ 思ったことや思考をノートに書き出してみる
- ・ 月光浴をする
- ・ お肌に美容やパックなど念入りに手入れする
- ・ ダイエットをスタートする
欠けゆく月
月はだんだんと欠けて行きます。
朔の日から 22日か23日の月は「下弦(かげん)」の月と呼びます。
月は真夜中に出るので「真夜中の月」とも呼ばれています。
欠けゆく月のキーワードこの時期はがんばりすぎたりムリをしたりせずに、静かに過ごします。
身の回りを整理したり片付けたり、不要なものは手放して身の周りや心にスペースを作っていき、新月に向けて新しいものを取り込む準備を始めましょう。
新月に向けてどんどんデトックス効果が高まってくる時です、汗を流したり水をたくさん飲んだりとからだを整えていきたいですね。
- ・ ゆっくりと静かに過ごす
- ・ 新月に向けて心や身の回りをスッキリ整えていく
- ・ お肌の手入れはデトックスやターンオーバー効果のあるものに切り替える
今宵見える月の名は?
黄昏月(たそがれ月)
日没に見える月を「黄昏月」や「夕月」と呼びます。
“黄昏“は人の顔も見分けがつかない夕方頃の薄いとき。仕事帰りに「今日も疲れた…いろいろ会った…」と物思いにふけながら、黄昏ながらみる月だからでしょうか?
朧月(おぼろ月)
ほのかに霞んで見える月のことです、春の月。春の季語にもなります。
「朧月夜」
出典:「朧月夜」作詞 高野辰之
菜の花畠に、入日薄れ、見わたす山の橋、霧ふかし。
春風そよふく、空を見れば、夕月かかりて、にほひ淡し。
里わの火影も、森の色も、田中の小径をたどる人も、
蛙のなくねも、かねの音も、さながら霞める、朧月夜。
春の夕日に霞む月をうたった曲ですね
春の夜空は水蒸気を含んでいることが多いため、霞んでぼんやり見えることが多いそうです。
山月(さんげつ
山上に出た月を「山月」と呼び、山の稜線に出た月を「山の端の月(やまのはの月)」と呼びます。
また、つる草の総称である“蔦葛(つたかずら)“の葉の間に見える月を「蘿月(らげつ)」
窓から眺める月や窓にさし込む月の光を「窓の月」と呼びます。
海月(かいげつ)
海上の空の澄んだ月のこと、海面に映った月影のことです。
“くらげ“とも読みます、海にただよう姿と水面に揺れる月を重ねた言葉です。
「湖月」は湖に水面に映った月のこと。「江月」は大きな川の上にでた月のことですが、「水月」は水に映る月影のことで、実体のなことに喩えられます。
鏡に映った花や水に映った月のように、見えていながら手に取ることができないもの。言葉で言い表すことができない、うまく表現できないことを言います
孤月
夜空に美しく凛としてある月です。
暗躍の夜空にひとり輝いている、そんな孤高の月を見ると高い理想や夢に向かっている自分を奮い立たしてくれるように感じます。
そんな孤月にふっと目がいった時、今向き合っていることに対して「大丈夫、このまま頑張れ」と勇気付けられるようなそんな気持ちになります。
月と天気
月の周り輪の光が見えるなら雨が降る
月の周りに円を描いたように光が見える時があります。
これは細かい氷の結晶からできている雲で月の光が反射や屈折して起こる現象で「月暈(げつうん・つきかさ)」と呼びます。
「月暈(つきかさ)被れば雨」ということわざの通り雨の前兆です。
しかし、幸運のサインでもあり良い兆しが訪れるとも言われています。
月のリングよく見るわ〜良い兆しがあるってことなんやね〜
朧月なら翌日は雨
朧月の翌日は雨になりやすいということわざです。
おぼろげに見えるのは霧や雲が霞んで見えるから。空気が湿気っているから、翌日は雨になることが多いとされています。
また、反対に月が白銀に輝くのは空気が澄んでいるため晴れることが多いそうですよ。
まとめ
夜空に浮かぶ月、満ち欠けに合わせて心やからだを整える暮らし。
始まりの新月、もっとも高いエネルギーをもつ満月。
積極的に活動するといい上弦のころ、静かに過ごす下弦のころ。
月のリズムに合わせて過ごせす、約29.5日間でした。